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観光情報 [埼玉県]

蔵造りの町並みについて

日本/埼玉県

大江戸(東京)に対し小江戸と呼ばれる川越、その市街地に蔵造りの建物が並ぶ一角があります。「蔵造りの町並み」といわれる仲町から札の辻までの通り沿いには、それぞれ個性のある30数棟の蔵造りの商家が軒を連ねています。

蔵造りは「倉」に用いるのが普通ですが、川越では一般の町家で家全体を土蔵造りにしています。特に黒くて厚い壁、大きな鬼瓦と高い棟、どっしりとした風格のある蔵造りが、これだけ軒を連ね残っているのは他の都市では見られない景観です。また、蔵造り以外にも、近代洋風建築や和風住宅、寺社、そして時の鐘など各時代を代表する多様な建築様式の建物を見学することができます。まるで町そのものが博物館のようです。

江戸の面影をとどめる蔵造りの町は、平成4年に電柱・電線の地中埋設工事が完了し、すっきりとした町並みになりました。また、平成11年に文化庁の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、平成19年には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。

旅行時期 [2008年]

蔵造りの町へ

西武新宿線「本川越駅」から蔵造りの建物が並ぶ一番街までは、北へ徒歩10分の距離です。JR川越線・東武東上線「川越駅」から来られる方は、丸広百貨店のある商店街(クレアモール)を北へ、さらに大正浪漫夢通りを過ぎると仲町の山崎美術館に突き当たります。

川越の車での観光は、道路が狭く駐車場も少ないのであまりお勧めしません。交通アクセスは電車を利用し、市内の移動は徒歩またはバスをお勧めします。なお、川越の観光名所を走る小江戸巡回バスは川越駅西口を起点に、本川越駅や喜多院、蔵造りの町、菓子屋横丁を回るので移動に便利です。


【川越蔵造りの町並み(南北430メートル、約70軒の商店が並ぶ)】

仲町(旧志義町周辺)

「蔵造りの町並み」の入口ともいえる仲町交差点。その交差点角には松崎スポーツ店と和菓子の老舗・亀屋があります。これらの建物は、重厚な観音開きの扉や屋根の両端に丸く盛り上がっているカゲ盛り・鬼瓦など、蔵造りの特徴がよく見て取れます。

大正時代まで仲町の角から本川越駅へ通じる真っ直ぐな道はありませんでした。現在ある中央通りが開通する前、この仲町交差点は丁字路でした。大塚屋という土蔵造りの大店が北面して立ち、その東西の通りを鴫(しぎ)町通り、鴫町と呼んでいました。いつの頃からか志義町となり、昭和30年には現在の仲町になりました。


亀屋山崎茶店

川越商工会議所

【まめ屋川越店】

幸町(旧鍛冶町周辺)

仲町交差点をあとに中央通りを北に向かって進むと、左手に西洋館が2つ並んで建っています。向かって左側が田中屋仲町店、右側が1936年に建てられたという川越最初の百貨店・旧山吉デパートです。

鍛冶町(がじちょう)は、小田原北条の支配下にあった天文・弘治(1532~1558)のころ、刀鍛冶が集まり住んでいたので、この町名がついたといわれます。南町(札の辻)から志義町(仲町)に通ずる大通りの中間に位置し、現在の幸町(さいわいちょう)の南半分にあたります。

一見石造りの洋館に見えますが構造は木造二階建ての土蔵造り。現在は川越アートカフェ「カフェ エレバート」です。

4本のイオニア式大列柱と壁面の唐草模様のレリーフが印象的な建物。「まるひろ」の前身です。

明治26年の大火直後に建てられた町屋造りの建物(旧北野家)。代々「釜屋小兵衛」を名乗り金物商を営んでいました。

幸町(旧多賀町周辺)

城下町川越のシンボル・時の鐘のあるこの付近は、その昔桶屋が多く住む職人町で、桶の箍(たが)から多賀町(たがまち)といわれていました。現在は幸町です。

一番街と鐘つき通り(旧多賀町筋)が丁字に交差する角地には、切妻(きりづま)造りの熊重酒店と、入母屋(いりもや)造りの近長商店があります。時の鐘を左手に見上げながら鐘つき通りを進むと右手には福田家住宅があります。


【福田家住宅】

薬師神社

寄棟造り妻入り形式で、2階には観音開扉の小さな窓のみ。川越の町並みの中ではユニークな存在です。川越市指定文化財。

時の鐘の奥にある神社です。眼病に著しい効果があるそうで「めめ」と書かれたたくさんの絵馬が奉納されています。

幸町から元町(旧南町周辺)

南町(みなみまち)は札の辻(ふだのつじ、城下町の中心として高札が立てられた場所)から見て南に当たるので、この名がつきました。現在は幸町です。その幸町一番街周辺は江戸時代から明治・大正時代にかけて川越の中心街でした。

明治26年(1893)、川越始まって以来の大火により町は壊滅的な被害を受けました。この幸町一帯もほとんど焼失しましたが、大沢家住宅をはじめ数軒の蔵造りの家は焼け残りました。焼け野原の中に歴然とその姿をとどめる蔵造り。この大火によって蔵造りが火災に強いことが実証され、復興にあたり町の商人たちはこぞって蔵造りを建て始めました。明治35年(1902)には70軒ほどありましたが戦後は次々と建てかえられ、現在は30余軒を残すだけとなっています。


【創美、小江戸横丁】

服部民俗資料館

大沢家住宅

亀屋栄泉は明治より川越のサツマイモを原料にしたお菓子の製造販売を続けているお店です。2階には芋菓子の歴史館(無料)という資料館があります。

明治時代に煙草卸商を営んでいた旧小山家住宅を資料館としたもの(有料)。煙草に関する資料や蔵造りの建物その内部の見学ができます。

国の重要無形民俗文化財に指定された「川越まつり」を紹介している資料館(有料)です。実際に川越まつりで曳かれる本物の山車を常時2台展示しています。


陶舗やまわ

【刃物商まちかん】

【深善(フカゼン)】

NHK「つばさ」の川越市内ロケで、川越にある老舗の和菓子屋「甘玉堂」は、やまわを借りて撮影が行われました。原家住宅、川越市指定文化財。

「時の鐘」入口前にある江戸時代から続く刃物の専門店、通称 まちかん。建物は明治30年(1897)の建築。宮岡家住宅、川越市指定文化財。

深善美術表具店は元文3年(1738)創業、掛軸や額縁の製造・販売をしています。建物は明治28年(1895)の建築。小谷野家住宅、川越市指定文化財。

川越のお祭り・イベント

川越は歴史的観光スポットが豊富なだけでなく、季節の祭りや伝統的行事が毎月市内のあちらこちらで開催されるイベント盛りだくさんの街です。特に夏の川越百万灯夏まつりや秋の川越まつりは、蔵造りの町並みがメイン会場となります。川越を訪れる際は、ぜひこれらのお祭りも合わせて楽しんでみてください。

蔵造りの町のご案内

名称 蔵造りの町並み - 川越市の散策/観光案内
場所(住所) 埼玉県川越市 仲町~幸町~元町 [→地図]
交通アクセス 【電車】西武新宿線「本川越駅」下車、徒歩10分
電話番号 049-222-5556(川越市川越駅観光案内所)
備考

川越プリンスホテル
西武新宿線「本川越駅」に直結したホテルです。蔵の街、時の鐘など、小江戸川越の観光名所も歩いて行ける好立地。宿泊者は1泊につき車1台500円にて24時間の駐車場サービス。

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