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観光情報 [静岡県]

西来院について

日本/静岡県

静岡県浜松市の中区にある西来院(せいらいいん)は、高松山(こうしょうざん)と号する曹洞宗の寺院です。正長元年(1428)、寒厳(かんがん)十三派のうちの月窓派(げっそうは)の拠点として、月窓義運禅師(げっそうぎうんぜんじ)によってに開創されました。本尊は釈迦牟尼仏。

墓苑には徳川家康の正室・築山御前の廟堂(月窟廟)をはじめ、家康の異父弟・松平源三郎康俊、江戸時代の浜松女流歌人・杉浦真崎、森繁子などの墓があります。

旅行時期 [2006年]

西来院の写真


【西来院】

西来院を見学

徳川家康の正室、築山殿(瀬名姫)の廟所がある寺として有名な西来院です。西来院の本堂は戦災で焼け落ちたため、現在は鉄筋造りの近代建築です。


【築山御前(瀬名姫)の廟堂、月窟廟】

築山御前の廟堂、月窟廟

築山御前は天正7年(1579)、佐鳴湖岸の小藪(太刀洗の池)において、家康の家臣の手にかかり悲劇的な最後をとげました。築山御前の廟堂・月窟廟(げっくつびょう、がっくつびょう)は一時戦災のため焼失しましたが、昭和53年の400年忌に復元されました。


【築山御前の墓石】

築山御前について

戦国乱世の悲劇の女性・築山御前(つきやまごぜん)は、今川氏の重臣・関口親永(ちかなが)の娘です。母は今川義元の妹なので、義元の姪にあたります。静岡が出身地だったので「お瀬名(せな)の方」「瀬名姫」と呼ばれました。

松平元信(後の徳川家康)が今川氏の人質時代に嫁ぎ、長男信康、長女亀姫を生みました。家康が名実共に岡崎城主となると、城内の築山御殿に住むようになった事から「築山御前」「築山殿」と呼ばれるようになりました。

天正7年(1579)、岡崎から浜松に向かう途中、甲斐の武田勝頼に内通した疑いで家臣によって殺害。築山御前、38歳の生涯でした。

太刀洗の池 - 築山御前(瀬名姫)の悲劇について


【六地蔵尊の地蔵堂】

浜松最大最古の六地蔵尊

参道にある六地蔵尊です。この六地蔵尊は約300年前に建立され浜松最大最古といわれています。日本では地蔵菩薩の像を6体並べて祀る六地蔵像が各地で見られます。これは、仏教の六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)において、それぞれ6種の地蔵が衆生を救うとする説から生まれたものです。


【西来院の藤】

西来院の長藤

樹齢200年以上はあろうかと思われる長藤です。大正中期に「藤番付」を編んだ大蕪庵十湖翁は、東の横綱に池田行興寺の藤を、西の横綱に西来院の藤を挙げました。

藤棚の中央には「咲きながら のびすすむなり 藤の花」と詠まれた松島十湖翁の句碑があります。藤の開花は例年4月下旬から5月上旬。気象条件にもよりますが、4月29日を中心とした前後3、4日間が見頃です。

西来院のご案内

名称 西来院(せいらいいん)
場所(住所) 静岡県浜松市中区広沢2丁目10-1 地図で確認
拝観 境内自由
交通アクセス 【バス】JR浜松駅から遠鉄バス「舘山寺温泉」行き「鹿谷町南」バス停下車、徒歩15分。
駐車場
電話番号 053-452-7584
備考

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