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参考情報 [所沢航空記念公園]

YS-11について

日本/埼玉県

YS-11(ワイエス・いちいち、ワイエス・じゅういち)は、第二次世界大戦後、わが国で初めて開発された、ターボプロップ双発近距離輸送機です。

YS-11の名称のうち「YS」は、輸送機設計研究協会の「輸送機」と「設計」のローマ字の頭文字を取ったものです。「11」の最初の1は、候補に挙げたエンジンの資料番号で「ロールスロイス Dart Mk.542-10」の案を示し、次の1は「主翼面積が95㎡」の案を示しています。

YS-11の歴史

昭和32年(1957)5月1日、財団法人「輸送機設計研究協会」が設立され、国産の中型輸送機の研究が始まりました。当時の日本の地方飛行場は、滑走路1,200mの第3種空港がほとんどだったので、これらの空港から安全に運航できる乗客60名程度の中型輸送機として開発が決定されました。

昭和34年(1959)6月から細部設計と機体製作が開始されました。機体製作は新三菱重工業(現三菱重工業)、川崎航空機工業(現川崎重工業)、富士重工業、新明和工業、日本飛行機、昭和飛行機の6社がそれぞれ分担して行い、総組み立ては三菱重工業が担当しました。

昭和37年(1962)8月30日、試作1号機が名古屋空港で初飛行に成功し、試験飛行が始まりました。当初は、安定性、操縦性、性能、取り扱いの容易性など多くの問題を生じましたが、関係者の努力で逐次改善されました。

昭和39年(1964)8月25日、運輸省航空局の型式証明を取得して、旅客機として就航できる資格を得ました。さらに昭和40年(1965)9月7日、米国の連邦航空局(FAA)の型式証明を取得し、輸出への道が開かれました。

以後、182機が製造され、国内需要だけでなく世界各国に輸出されました。日本のローカル路線を舞台に就航以来40年以上にわたり活躍してきましたが、民間機として2001年以降に義務付けられた航空機衝突防止装置の搭載が困難なため、2006年末をもって防衛庁などの官庁機を除き、退役することになりました。

旅行時期 [2010年11月]

YS-11の写真


【航空公園駅東口の駅前広場にあるYS-11】

YS-11の実物機が見られる

西武新宿線「航空公園駅」の駅前に展示されているYS-11A-500R(JA8732)機は、昭和44年(1969)に製造された第101号機で、全日本空輸(株)およびエアーニッポン(株)のご好意により寄贈を受けたものです。

この機は平成9年(1997)4月13日の846便(大島-東京)を最後に、総飛行時間52,991時間、総飛行回数58,253回で現役を引退しました。


【操舵室左舷の「〒」マーク】

この「〒」マークは旧郵政省から郵便物の輸送を委託されていたことを示します。YS-11は地方空港への運行を主としていたので離島への運航も多く、郵便輸送には適任であったと思われます。


【国籍記号と登録記号JA8732、航空会社コードANK】

この機体の国籍記号と登録記号は「JA8732」です。「JA」は、この機体が日本の国籍であることを示し、「8732」は双発ターボプロップ機として、日本で132番目に登録されたことを示します。なお、平成5年3月から4個のアラビア数字またはローマ字の大文字で表示することが可能になり、所有者の希望する記号が付けられるようになりました。

例: 朝日新聞機「JA001A」、トヨタ機「JA01TM」、大分県ヘリ「JA01TA」

「ANK」はエアーニッポンのICAO航空会社コード(3レターコード)です。航空会社を識別するために用いられ、ANKはAir Nippon Kabushikigaishaのそれぞれ頭文字をとって表記されています。


【前輪と地上滑走灯】

航空法上で定められている航空機の灯火は、衝突防止灯(中部胴体上下の赤色回転灯)、右舷灯(緑色)、左舷灯(赤色)、尾灯(黄色と白色)があります。この他に機体の運航上必要な灯火は、着陸灯と地上滑走灯です。このYS-11は特に飛行中に他機からの視認を確保するため、胴体中部の主翼付根の左右にストロボライトが装備されています。


【飛行機の操縦室 Control Cabin】

YS-11の操縦室

左側の計器が機長席計器盤、右側が副操縦士計器盤です。姿勢指示器、対気速度計、高度計、無線磁方位指示器など、所定の飛行諸元(機体の姿勢、速度、高度、針路)を確認するために、頻繁に注視・確認する重要な計器が並んでいます。副操縦士席の計器盤は機長席計器盤と同じですが、その他に燃料計、水・メタノール量計、作動油量計、作動油圧計などがあります。

機長席計器盤と副操縦士計器盤の間にあるのがエンジン計器盤です。排気温度計、回転計、燃料流量計、滑油温度計、降着装置レバーなどが並びます。エンジン計器盤後方、機長および副操縦士用座席の中間部にあるのが、ペデスタル(スロットル・クアドラント及びペデスタル)です。


【YS-11の機内】

機内の一般公開について

展示してあるYS-11はフェンスに囲まれ通常は内部を見学することができません。年に数度ある特別公開日のみ内部が公開されます。上の写真のコックピットと機内は公開日に撮影したものです。YS-11の機内の状態は現役当時そのままにとても綺麗でした。なお、公開の日程など詳しくは所沢市公式ウェブサイトを参照して下さい。

(次ページ、彩翔亭について 日本庭園・茶室に続く)

所沢航空記念公園のご案内

名称 所沢航空記念公園(ところざわこうくうきねんこうえん)
場所(住所) 埼玉県所沢市並木1丁目13番地 地図で確認
開園時間 終日開放
料金 無料
交通アクセス 【電車】西武新宿線「航空公園駅」東口から徒歩すぐ。【車】関越自動車道 所沢I.Cから国道463号を所沢市街方向へ約6km。
駐車場

航空公園駐車場

記念館駐車場(航空発祥記念館側)、北駐車場(市民文化センター側)、東駐車場(ドッグラン側)、南駐車場(子供冒険広場側)

駐車場料金 2時間まで無料、その後1時間ごとに100円
電話番号 04-2998-4388(公園管理事務所)
備考

所沢駅南口より徒歩2分30秒、駐車場無料。インターネット無料。ゆとりある客室にセミダブルベッド、足を延ばせる140cmのバスタブを完備したお部屋は冬でも喉を痛めない加湿空調を全部屋に設備しています。インターネット(有線・WiFi)無料。朝食は美味と評判です。

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