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海外情報 [パナマ]

パナマ運河について

パナマ

パナマ運河(Panama Canal)は、太平洋と大西洋(カリブ海)を連絡する閘門式(こうもんしき)の海洋運河です。中央アメリカ南東部のパナマ地峡にあり、7万5000人以上の作業者が10年以上の歳月をかけ、1914年に開通しました。

運河がつくられるまでニューヨークからサンフランシスコへ向う船は、東海岸を南下した後、南アメリカの大西洋岸にそってさらに南下し、南アメリカ大陸の先端ホーン岬を回って北上していました。その結果、2万900km以上の航行を要しました。パナマ運河のおかげで、この航行は約1万2500kmに短縮されました。

南北アメリカ大陸の最も狭まった場所につくられた全長約80Kmの運河は、年間1万4000隻もの船舶が通過する海運の要衝です。

旅行時期 [2004年6月]

パナマ運河の写真

パナマ運河
【ミラフローレス閘門とビジターセンター(ビジターセンターの屋上は展望台です)】
巨大な階段
【巨大な水槽に似たガツン閘門】

パナマ運河の構造とサイズ

パナマ運河の構造は、水門で水位を調節することによって船を行き来させる閘門式を取っています。この水のエレベータにより船舶を海抜26mの高さにあるガツン湖まで上昇させています。(→パナマ運河の仕組み

パナマ運河を通過できる船のサイズは、幅32.3m、長さ294.3m、深さ12mです。運河を通過できる船の最大のサイズをパナマックス(Panamax)といいます。各閘門の閘室サイズは、船よりひと回り大きい幅33.5m、長さ304.8m、深さ12.8mです。巨大な船が壁すれすれに移動している光景は実に壮観です。

パナマ運河の閘門
【閘門内部の様子】

パナマ運河の拡張工事について

パナマ運河が拡張され第三閘門が建設されます。パナマ運河庁によると第三閘門建設は、52億5000万ドルをかけて、大型の閘門を備えた3本目の水路を完成させる計画です。拡張工事は2007年に着工され、パナマ運河設立100週年記念の2014年の完成を目指します。その新しい閘門の特徴をあげると、

1. 水の再利用
用水再利用貯水槽が新閘門の横に設置されます。通行1回当たり最大60%の水を再利用できるようになり、水資源の保護が図られます。

2. スライド式ゲート
従来の両開き式(観音開き)のゲートに比べ、スライド式は省スペースでメンテナンスも容易になります。

3. タグボートによる牽引
新閘門内では、コストがかさむ従来の電気機関車に代わり、タグボートが船舶を牽引します。

4. 閘門の規模拡大
航行可能な船のサイズが、幅49m、長さ366m、深さ15mになり、パナマックスを超える「ポスト・パナマックス(※1)」と呼ばれる巨大な船も航行可能になります。新閘門の閘室サイズは、幅55m、長さ427m、深さ18.3mです。

※1.ポスト・パナマックスは約1万2000本のコンテナを運ぶことができ、積載能力は既存パナマックスの約2.5倍にも達します。

巨大な鋼鉄の門
【巨大な鋼鉄の門】

パナマ運河の通行料はいくら?

パナマ運河は船の大きさによって通行料が異なります。最も標準的な貿易船で約3~5万ドル、最高額は31万ドル以上になるそうです。

ディズニーのクルーズ船「ディズニーマジック号」がパナマ運河を通行したときに払った金額は、28万3400ドル(約3000万円)でした。なお、1928年にパナマ運河を泳いで渡った米国の冒険家で作家のリチャード・ハリバートンは36セント払ったといいます。(※現在は泳いで渡ることは禁止されています)

船舶牽引用機関車ミュール
【機関車に牽引されるタンカー】

船舶牽引用機関車について

船は自力で運河を航行しますが、閘門内ではミュールと呼ばれる小型の船舶牽引用機関車と船をワイヤーロープで繋ぎ、船の航行を安定させます。船の位置を水路の中央に固定することによって、岸壁との衝突を防ぐためです。この船舶牽引用の特殊な電気機関車は、船の規模によって4台から8台使用されます。

ミラフローレス閘門
【パナマ運河(ミラフローレス閘門)】

パナマシティとパナマ運河鉄道

パナマシティは、1519年にスペイン人のペドロ・アリアス・デ・アビラによってつくられました。パナマ運河の太平洋側に位置し、パナマ鉄道やパナマ運河の建設とともに発展しました。スペイン風の広場、アメリカ風の高層ビル、東洋風の市場などがまじり合った特色のある街です。

パナマ運河鉄道は、1855年、アメリカ合衆国系の資本によりコロン~パナマシティ間が開通しました。運河完成(1914年)までは、この鉄道が両岸の連絡路でした。近年コンテナ貨物の増加に伴い、このパナマ運河鉄道でのコンテナ輸送も急増しているそうです。

アメリカ橋の夜景
【パナマ運河に架かる橋、アメリカ橋】

パナマ運河には橋が2本架かっている

太平洋側からパナマ運河に入る船は、パンアメリカン・ハイウェイの一部であるアメリカ橋(ラス・アメリカス橋)の下を通過します。アメリカ橋は1962年に、2,000万ドルの巨費を投じて完成しました。橋はパナマ運河を利用する船がくぐれる高さになっています。

パナマ運河に架かる橋はもうひとつあります。アメリカ橋の北15kmに、パナマ運河2番目の橋で2004年に完成したセンティニアル橋があります。

(次ページ、パナマ運河の仕組みに続く)

パナマ運河のご案内

名称 パナマ運河 - パナマ運河の歴史や見所、拡張工事について
場所(所在地) パナマ地峡(パナマシティ~コロン) 地図
国名(地域名) パナマ
全長 約81.6km
(太平洋側のバルボア港からカリブ海側のクリストバルまで)
通過時間 パナマ運河の通過には、7時間から8時間かかります
通行料 標準的な貿易船で約3~5万ドル
備考

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