巾着田の彼岸花について
埼玉県日高市にある巾着田(きんちゃくだ)では、例年9月中旬から下旬に彼岸花が開花し、ニセアカシアの林の中を鮮やかな赤色に染めます。
彼岸花は本来、田んぼのあぜ道や墓地などにひっそりと咲く花ですが、巾着田では約100万本のヒガンバナが群生します。その規模は全国的にも最大級といわれています。
巾着田の彼岸花の写真

【一面に咲き誇る彼岸花】
開花期間中、例年約30万人の観光客が訪れる巾着田の彼岸花です。薄暗い雑木林の中を深紅の彼岸花が覆いつくしています。一種独特なこの空間は、まさに100万本の赤い衝撃ですね。
巾着田曼珠沙華公園では花が観賞しやすいように散策路(約2km)が整備されているので、散策路に沿って安心して花々の間を巡ることができます。ヒガンバナは早咲きと遅咲きに分け栽培されているため、見頃は半月ほど続きます。上流のほうが早く咲き、下流のあいあい橋がある辺りでは1週間ほど遅れて咲き始めます。

【巾着田の彼岸花】
彼岸花の群生について
彼岸花は種を付けずに球根で増えます。そのため、一般的に河原にある彼岸花は上流から流されてきた球根が自生して群落をなすといわれています。また、あぜ道に植えられていたものが、洪水のたびに流出することもあります。
巾着田の彼岸花は、この上流やあぜ道から流出した球根が岸辺に沿って定着したものと考えられます。1985年頃までは雑草・雑木に覆われ、わずかしか咲いていませんでした。しかし、藪(やぶ)を取り除き草刈をするうちに年々たくさんの花が咲くようになったといいます。
自然に生えていた彼岸花に加え、以前畑だったところに移植するなど、地元の人たちの手によって大切に保護されることにより、巾着田の彼岸花は国内でも最大といわれるほどの見事な群落になりました。

【ヒガンバナ】
彼岸花について
ヒガンバナの高さは30cm~50cm、茎の先には6個ほどの花がついています。1つの花の寿命は3日ほどです。細い花びらをそり返らせ、長い糸のような蕊(しべ)を突き出しています。
ヒガンバナは俗名が多い花で50余りの方言があります。別名マンジュシャゲ(曼珠沙華)、他にもカミソリバナ(剃刀花)、シビトバナ(死人花)、トウロウバナ(灯籠花)など、たくさんの名前があります。正式名称は「ヒガンバナ」です。ヒガンバナの語源は、秋の彼岸の頃に花が咲くことに由来します。また、マンジュシャゲは梵語で「天上に咲く赤い花」と言う意味を持っています。

【シロバナマンジュシャゲ】
赤い花が一面に咲く中、所々に白い花も見られます。この花はシロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華・白花曼殊沙華)・シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)で、ヒガンバナとショウキズイセン(鍾馗水仙)の交雑種といわれます。花によっては淡黄やピンクが混ざっています。
巾着田のご案内
| 名称 | 巾着田曼珠沙華公園(きんちゃくだまんじゅしゃげこうえん) |
|---|---|
| 場所(住所) | 埼玉県日高市高麗本郷 [→地図] |
| 入場料 | 無料 (※有料期間あり) |
| ※有料期間 | 9月上旬から10月上旬、午前7時~午後5時、1人200円(高校生以上)※彼岸花の開花状況により変更する場合があります。 |
| 交通アクセス | 【電車】西武池袋線「高麗駅」下車、徒歩15分 |
| 駐車場 | 駐車場あり(24時間利用可能) |
| 駐車場料金 | 普通車: 500円、中・大型バス: 3,000円、バイク: 100円 |
| 電話番号 | 042-982-0268(巾着田管理事務所) |
| 備考 |
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